土屋健司 助教が日本海洋学会でベストポスター賞受賞!

表彰状
表彰状
2015年度日本海洋学会秋季大会が9月26日から9月29日まで愛媛大学城北キャンパスで開催され、本学理工学部の土屋健司助教のポスター発表が、若手研究者として将来性および表現法に優れたポスター発表を表彰する「ベストポスター賞」を受賞しました。また同時に、国際誌『Journal of Oceanography』に掲載されました。

 発表タイトルは「バクテリア生産測定における15N-デオキシアデノシン法と従来法の比較」。従来、水圏生態系におけるバクテリア生産速度の測定は、放射性同位体を使用した方法を用いてきました。放射性同位体の使用には多くの制限があり、特に日本におけるバクテリア生産速度測定例は非常に限られています。そのため、土屋助教らは安定同位体15Nで標識したデオキシアデノシン(15N-dA)をバクテリアに取り込ませ、液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)で定量する、放射性同位体を全く使用しないバクテリア生産速度測定法を開発しました(15N-デオキシアデノシン法)。

 同研究では、海洋及び湖沼において従来法(3H-チミジン法)との比較を行い、その結果、両生態系において、15N-デオキシアデノシン法は従来法と有意な正の相関を示したことから、海水および淡水を含む多くの水圏生態系で使用可能であることを示唆し、本方法の有用性が確認されました。また、本方法は、国際誌『Journal of Oceanography』に「New radioisotope-free method for measuring bacterial production using [15N5]-2′-deoxyadenosine and liquid chromatography mass spectrometry (LC–MS) in aquatic environments」として掲載されました。(http://link.springer.com/article/10.1007/s10872-015-0310-8/fulltext.html)

 土屋助教は、「本研究は、創価大学だけでなく、東京大学や横浜国立大学、国立環境研究所など多くの大学・研究機関の方々と共同で行ってきたものです。『ベストポスター賞』という評価を得ることができ、共同研究者の方々に心より感謝しております。今後、さらに研究者間のネットワークを拡大・強化し、研究を進めていきたいと思います」と話しました。

右から2番目が土屋健司助教
右から2番目が土屋健司助教
「ベストポスター賞」を受賞
「ベストポスター賞」を受賞